デリバリなのかデベロップなのか

最近、音楽や映像のデリバリビジネスが盛んになってきましたが、デベロッパやクリエイト側に回らないと、最終的に価値を失いかねません。広告会社がなんで生き残れているかというと、デリバリだけでなく広告のクリエイトも出来ているからです。

もしくはデリバリ技術を磨きまくってGoogleみたいになるか、どっちかでしょう。

コンテンツビジネスの根源はクリエイトする所にある訳ですから、中間業者だけやると価値がどうしてもぶれてきます。

AppleAmazonがやれる理由はデバイスを持っているからに他ならず、川下を押さえきっているからこそ安心して配信出来る訳です。

そんな彼らもちゃんとクリエイトする側の支援は怠っていませんし、今後サポートを強化していくようです。

基本的にインターネットを使ったビジネスは上流から下流まで抑え、中間業者を排除する、情報の偏りを無くすインフォメディアリという存在になる事にありますので、確かに無料でとか定額でコンテンツを沢山見れますは魅力的ではありますが、それほど流行らなかったし、未だにテレビの新しい番組に需要があるのは過去の作品への需要というのは賞味期限があるという事の証左であり、ストック型のコンテンツ=古典として存在しうる作品群は極端に少ないのも完成度の問題だからです。

なので、デリバリ部分ばかりに産業革新機構は投資していますが、投資箇所が私は間違っていると思うんですよね。

日本の市場が萎んでいるから海外に出たいですよというクールジャパンの施策も理解出来はしますが、その為のボトム施策って何でしたっけ?というのが本音です。

著作権問題も貧民国が豊かになれば、自ずと解決する問題でもあるし、所得格差の是正が先立ったりします。

ご飯が食べられないのに、絵を買いますか?教科書を買う前に小説読みますか?

と、アジアのコンテンツマーケットはまだまだ富裕層のものなんですよと書いてあったのは、先日共有したローランドベルガーが作ったクールジャパンの資料です。

なのに、海外へ打って出たいですというのはそれじゃ日本と海外で配信コスト変えるのねという事になります。

私はそれで良いと思います。インフレしていくでしょうからインフレに伴って価格を上げていけば日本と同じコストになるでしょう。ただし、最初はCDNの値段とかもろもろのコストが割にあわないでしょうから赤字垂れ流し、それをどう補うのかは検討課題でしょうけれども。

また、おしん等も無料だったからテレビ局が配信し、爆発的にヒットしたという結論も出ているので、地域によってコストを変えて先進国で稼いで、第三国へは無料もしくはごくごく小さい課金を行って、有料コンテンツを認識させるという10年越しのPJにしていくという方法もあります。

ビデオコンテンツだけでなくインターネット関連のサービスも含め文化的な暮らしを世界中で享受出来る様になってからが、本番です。2020年東京オリンピックの時に世界中の人たちがテレビ+インターネットで観戦し始めた時、日本の文化を改めて正しく配信出来る体制が整えられる様にがんばっていきましょう。